ローストビーフといえば、高級感があってご馳走というイメージがありますよね。
イギリス発祥のローストビーフは、日本でもお祝い事などに登場する定番メニューとなっています。
綺麗にスライスされたローストビーフが、お皿に並ぶ映像をよく目にしますが、家庭で綺麗に切るのは難しいです。
そこで今回は、ローストビーフを薄く綺麗にスライスするポイントなどをご紹介します!
ローストビーフが上手く切れない理由
家庭でローストビーフを作ると、出来たての温かい状態になっていますよね。
温かいお肉は、柔らかくて包丁を入れても上手く切れません。
また、包丁がよく切れなくなっているのも、ローストビーフが綺麗にスライスできない理由の一つです。
包丁を研いで、切れ味がよい状態にしておきましょう。
ローストビーフを薄く綺麗に切るコツは?
では、ローストビーフを綺麗に切るためのコツを具体的にみていきましょう。
ここでは、ローストビーフを切る前の下準備について説明していきます!
冷蔵庫で冷やす
まず、ローストビーフの温度がポイントです。
出来たてで、温かいローストビーフをすぐにスライスすると、綺麗に切れません。
温かいお肉は、柔らかくて薄く切ることが難しいです。たとえ切れたとしても、肉汁があふれ出てしまい旨味が逃げてしまうのです。

この問題を解決するために、ローストビーフを冷蔵庫で冷やしてみてください^^
冷やしておくと、お肉が切りやすい固さになります。また、表面温度が低いので、肉汁が出ていくこともありません。
また、冷凍されているローストビーフの場合は、氷水に浸して解凍すると切りやすくなるのだそうです。
ジップロックで包んだローストビーフを、およそ1時間氷水に浸すと半解凍状態で、素早くスライスできます。
包丁を研いでおく
ローストビーフを薄く綺麗にスライスするには、包丁の状態もよくしておくことが重要です。
包丁が切れにくいと、押さえつけてしまい、切り口もガタガタになり残念な見た目になりますよね。
ローストビーフを切る前は、包丁をよく研いでおきましょう。研いで切れ味がよくなれば、問題ないと思います。
さらに綺麗にスライスしたい場合は、刺身包丁がおすすめです。使い勝手が良いので、お肉を薄く切るローストビーフには最適です。
ローストビーフを切る方向とタイミング
ローストビーフと包丁の下準備ができたら、いよいよ切っていきます。
ここでは、ローストビーフを切っていく工程で、綺麗にスライスするコツをご紹介します。
ローストビーフを切る方向
まず、ローストビーフのお肉の繊維を確認してください。繊維というのは、お肉の表面に見えるシワ状のことです。
繊維が残っていると、ローストビーフ本来の柔らかい食感がなくなってしまうのです。
お肉の繊維を確認したら、このシワ状と交差する方向に切っていきます。
繊維を断ち切るようなイメージで、薄く切るとよいですね。
包丁の動かし方
繊維の向きに逆らって、断ち切るように包丁を動かしてスライスします。
この時、包丁は前後に細かく動かしましょう。ローストビーフのお肉は、柔らかくてホロホロするため、慎重に切っていきます。
切るタイミング
ローストビーフは、スライスした瞬間から鮮度が落ちると言われています。
表面が乾燥したり、変色して見た目も悪くなってしまいます。
そのため、ローストビーフを切るのは、食べる直前がよいですね。切った後は、すぐに食べる方が美味しくいただけます。
余ったローストビーフは、切らずにラップで包んで冷蔵庫に入れて保存してください。
しっかりと密閉して保存すると、3~4日は日持ちします。
冷凍保存もできますが、再び解凍したローストビーフは、そのままよりも煮込み料理にアレンジすると、美味しくいただけます。
余ったローストビーフのアレンジレシピ
ローストビーフとお好み野菜のサラダ
ローストビーフを細かく切って、お好みの野菜とドレッシングで簡単に作れるサラダです。
見た目も豪華で、食べ応えがある野菜サラダになります。
ローストビーフのてまり寿司
小さく握ったご飯の上に、カットしたローストビーフをのせて完成!
ワサビやポン酢しょうゆなど、お好みの薬味を添えて美味しくなります。
ホームパーティーに活躍するアレンジですね。
ローストビーフを上手に薄く切る方法!まとめ
今回は、イギリスの伝統料理・ローストビーフの切り方のコツをご紹介してきました。
家庭でも作れるローストビーフ、せっかくなら綺麗にスライスしてお皿に並べてみたいですよね!
特別な技術はありませんので、ぜひ一度お試しください。